第10回 強い意志と希望をもつことの大切さ
代表取締役 青木 正紀
●強い意志をもって仕事をすることの重要さ
フランスの作家ビクトル・ユーゴ―は言いました。
「多くの人は、能力がないから力を発揮できないのではなく、“やり抜くんだ!”という強い意志が不足している」と。
私もその通りだと思います。世の中には、“優秀”と言われる人がたくさんいますが、その多くの人が目標や夢を実現できずにいます。
これは、能力不足のせいだけではなく、「何が何でもやり抜く」という強い意志が不足しているのだと思います。
私自身、これまでの経営者人生において、様々な困難に直面しました。それを乗り越えてこられたのは、やはり「絶対にあきらめない。逃げない。そして最後までやり抜く」という意志をもって仕事に向き合ってきたからだと思います。
先の見えない時代なので、これからも様々な困難や障害に向き合う時が来るでしょうが、強い意志をもって愚直に仕事に取り組みたいと考えています。
●希望をもって、素晴らしい未来をつくりたい
人とお話をした時に楽しくなるのは、「こういうことをすると、会社はこんな風に良くなります。これを行えば、こんなにいいことになります」などと夢を語られた時です。そうすると私自身も、「この人と一緒にやっていきたい」と幸せな気分になります。
努力をしている人は過去や現状を嘆くのではなく、必ず希望を語っています。アメリカのドジャースで大活躍している大谷翔平選手もその一人でしょう。2024年のポストシーズンのディビジョンシリーズでパドレスに2連敗してしまいました。あと一つ星を落とすと敗退が決まってしまう瀬戸際に置かれた時に、大谷選手は焦る様子もなく「あと、2連勝すればいい」と言ったのです。
そして、その通りになって、最後にワールドチャンピオンになったのです。私は大谷選手に希望を持つことの大切さを改めて教えられました。
私たちは、希望を持ち続け、良い未来を自分たちの手でつくらなければならないと考えています。良い未来というのは、向こうからやってくるものではありません。私は、社員の皆さんと一緒になってアオキの“良い未来”を創っていきたいと思っております。