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第36回 “天才”をつくる「1万時間の法則」

多くの人は天才的な人物の話を聞いた時、「天才とは、生まれながらの天才だったのだろう」と片付けてしまうものです。

『ティッピング・ポイント』『ブリンク』などのベストセラーで知られる、アメリカで最も人気のあるビジネス書の著者マルコム・グラッドウェルは、「1万時間の法則」を唱えています。

天才モーツァルトは、幼年時代の作品は天才的なものではありませんでした。モーツァルトが真に天才的な音楽として世に出したのは、21歳になって作曲したピアノ協奏曲第9番変ホ長調「ジュノム」です。その間にモーツァルトは1万時間に及ぶ作曲の訓練をしていたのです。
ビル・ゲイツもしかり、天才的ピアニスト、バイオリニストも、皆1万時間の訓練を経て開花します。ビートルズサウンドが生まれるにも、やはりハンブルクやリバプールでの1万時間の練習が必要だったのです。

「1万時間」は成功へのマジックナンバーだとグラッドウェルは強調します。プロのスポーツ選手もしかり、誰でもアウトライアー(抜き出た成果をおさめる人)となるには1万時間の訓練が必要なのです。

天才とまでは呼ばれなくても、一定の努力によって、俊才と呼ばれることはできます。
日本を代表する総合商社のエリート社員でありながら、ビジネスとは全く畑違いの分野でスペシャリストとして活躍した人物がこう言っています。

「ひとつの分野で500時間懸命に勉強すれば、どこの会社でも通用するスキルを身につけることができます」