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第7回 患者への手紙がもたらした医院への評価

オーストラリアの開業医、M・H・N・タタソールは、自分の医院を訪れた48人の患者を任意に24人ずつ2つのグループに分けました。
第一のグループには、その後の健康状態などを尋ねる手紙を送り、第二のグループには何の連絡もとりませんでした。

手紙を受け取った24人の内、13人はタタソールの応対に「非常に満足した」という最高の評価を下しました。
一方、手紙を送られなかった24人のうち、最高の評価を下したのは4人に過ぎませんでした。つまり、診療後に手紙を送るだけで、「非常に満足した顧客」の数が3倍以上に増えたといいます。

同じ医師であっても、患者(顧客)へのちょっとした気配りの違いだけで、満足度、つまり評価に大きな差を生んでしまうものですね。