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第4回 アオキグループの経営理念について(3)我々が共有する価値観

代表取締役 青木 正紀

アオキグループには、経営理念として「3本柱」があります。
①経営理念 ②経営目標(ビジョン) ③我々が共有する価値観 です。

経営理念とビジョンについては、すでにお話しした通りですが、これからは「我々が共有する価値観」について、説明していきたいと思います。

「我々が共有する価値観」は、5つの文言で構成されています。

・信用 すべての関係者に感謝し、信頼される仕事をする。
・誠実 お客様の立場で考え、真心をつくす。
・挑戦 向上心と情熱をもち、進化し続ける。
・協働 理念を共有する同志として、協力し助け合う。
・堅実 利益を最大化させ、公正に還元する。

これは、10年前につくったものですが、現在の経営理念を制定するまでには、いくつかのプロセスがあります。

まず、創業者の初代・青木治郎吉が商売の上で大切にしてきたことがありました。それは、「信用を第一とし、誠実な商売に徹する」というものでした。

その「信用」と「誠実」は文書に残されたのではありませんが、その家訓は2代目・青木治郎吉に引き継がれました。更に2代目は初代が行ってきた堅実な経営に磨きをかけていき、その「堅実」も、家訓として3代目の青木誠治に託されました。

その家訓である「信用」「誠実」「堅実」を、3代目は明文化し社訓としたのです。それが、創業から90年ほど後のことでした。

その3つからなる社訓は、先代(誠治)から様々な事例を挙げて何度も言われたことなので、すっかり私の骨身に染み込んでいきました。
ただ、時代が変わっていくと、会社に求められることも変わっていくものです。
3項目だけでは、何か足りないものがあるのではないだろうか?と考え続けていました。

それで、創業120周年を迎えるころに、改めて考えてみたのです。本当に真剣に考えました。文章を作っては、「ああでもない、こうでもない」と何度も何度も繰り返しました。難しい言葉でなく、小学生でも理解できるように、できるだけ易しく、具体的な文章になるように心がけました。

そして、社訓である「信用」「誠実」「堅実」に新たに加えたものが「挑戦」と「協働」でした。その5項目は、全社員が共通して持つべき基本的な考えであることを表すために、集約するフレーズとして、「我々が共有する価値観」としました。

ちなみに、価値観という言葉は、今の経営用語でいうと、パーパスのうち、「バリュー(VALUE)」になりますが、当時はパーパスというものを意識していたわけではありません。

次回以降は、それら5項目の「我々が共有する価値観」について、1項目ずつお話しします。